2012年11月15日

秋のはじまり

ベランダにて、その日初めてのソトの空気、深呼吸

まだ新しい酸素が鼻からスーッと入って
「ひやっこいなー」と感じる朝

ミニトマトの苗がちょっと寂しげに
「そろそろ店じまいさせていただきます」
と、あいさつをしてきた






by まっすー(masuzaki)
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2012年11月14日

満月の夕べ

満月には月の引力が最も強くなる。
人の体も血液・体液が引っ張られ、神経が活性化し、ホルモンバランスが崩れ易くなってしまう。
それが心にも影響するのか、衝動的な感情が高まるといいます。

さて、私のお気に入りの西千葉の古本屋さん「MOONLIGHT BOOKSTORE」の店主・村井さんも、そんな満月の夜に、発作的にお店を始めた方です。
こちらのお店では毎月満月の日に、本30%off、朗読会、Live等々催しものをやっています。

10月30日(火)の満月の夕べには「蒙古夜想」と題し、モンゴルをテーマに「スーホの白い馬」の朗読と、馬頭琴のライブが開催されました。
もともとこの満月の催しには興味があったし、以前那須のモンゴリアンビレッジでゲル(モンゴルの移動式住居)に泊まった時に、馬頭琴を聴き感動した事があるので、今回は「もー、行くしかないでしょう!」との思いで、参加してきました。

あっ、もちろん30%offの「満月せゑる」もすごい魅力。
欲しいと目を付けていたあの本は、私をまだ待っていてくれるかしら・・・?

当日はハロウィン・イブだったので、みかんを買ってきて、ひとつひとつにハロウィンかぼちゃの顔を描いたものを仕込んだり、ちょっとみんなでつまめるお惣菜を作ったりして、積極的に楽しむための準備を。
さらに、稲垣足穂の「一千一秒物語」を読んでみたりして、より満月気分に。

夕方になり、「さぁー、行ってきます!」

さて、お店に到着したら、本日馬頭琴を演奏するミュージシャンの美炎(みほ)さんと、バンドのメンバーの方たちがリハーサル中。
まだ始まるまでに時間があったので、私は店主の村井さんに挨拶をしてから、早速に本を物色。
小さなお店ながらも、至る所に本がぎっしり。
古本との一期一会に、ワクワクしますねー。

しかし、待っていてね、と密かに思っていた本が・・・無い・・・。

ジャック・タチの映画で「ぼくの伯父さん」の小説版なのですが、売れてしまったのかな〜と、村井さんに聞いたら、やはり、ついさっき欲しいと、買っていった方があったとのこと。

まー、仕方がないか・・・と思っていたら、購入者はナント、私の知っている方でした!
エッセイを書いている山口菜穂子さん、という方で、以前フリーでお店のカウンターに置いてあった作品を読んでファンになり、お手紙を渡した事が。

やはり、好きなモノが似ているのかしら?
でも、山口さんに買ってもらったのは、何だかウレシイ。
代わりに(?)、以前渡した手紙のお返事を、いただきました。

そうこうしていたら、「本toちば」のメンバーのひとり、大神宮にあるお花屋さん「デイジーヒル」のみどりさん(ホント、お花屋さんに相応しい名前!)もいらして、私よりも本気(マジ)であれやこれやと手に取って、本との出会いを求めている様子。
私がパラパラと集まってきた参加者さんたちと、コミュニケーションを取るべく挨拶をしたり、おしゃべりをしたりしながら、大好きなちくま文庫の棚なんかを眺めているうちに、みどりさんはパッパッとすでに7〜8冊位も大人買いして、「うふっ、買い過ぎかしら〜?」なんて、チャーミングに微笑んでいる。
さ、さすが、一国一城の主、決断力の早さよ!ミョーに感心する私。
小人物(コモノ)の私は、まだいろいろと買うものを決めかねていると、すでに19時過ぎ。

さあさあ、モンゴル・ナイトのはじまり、はじまり・・・。

まずは、小学校の教科書にも載っていた、有名なモンゴル民話「スーホの白い馬」の朗読。
朗読者は、川野美津子さん。
そのお人柄を想わせるような、ハリのある凛とした声。
感情を込め過ぎる事なく、物語そのものを正確に伝える読み方をする方だな、と感じる。
その川野さんの朗読に、美炎さんの馬頭琴のBGMが、ところどころ効果的にお話しを盛り上げ、自然に物語の中に入り込んでしまっていたのでした。

朗読が終わって、隣に座っていた女子大生のももちゃんが、「(悪者の)領主、ニクッたらしー、ザマーみろだ!」なんて言っているのが、カワイイ。
みんな、スーホの気持ちになっていたのねー。

さて、いよいよ次は美炎さんと、キーボードとパーカッションの二人のサポートメンバーによる、馬頭琴ライブ。

とにかく目の前での演奏の、なんという迫力よ!
時に、大草原でやさしく耳を撫でる風のように心を穏やかにさせ、また、モンゴルの大地を力強く駆け抜ける駿馬の如く躍動感に溢れ、私の身体を流れる血液を熱くさせて・・・。
私は、確かに、モンゴルの大草原に立っていた、と。

美炎さんは一曲一曲、その曲についてのいわれ等を、丁寧に説明してから演奏してくれるので、より深く音を味わうことが出来るのが良かった。


ふと気付くと、壁に掛かっている懐かしい感じの振り子時計が、止まっている。

馬頭琴が私たちを、時間も国をも超えて、遥かなるモンゴルの地へと連れて行ってくれたのか・・・これぞ、満月マジック!などと感動していたら、みどりさんが「あっ、さっきカチコチがうるさいから止めていたよ。」と、クールに教えてくれた。

ライブが終わって、コーフン冷めやらぬまま、美炎さんのCDを買い、サインをせがんだり、お酒を飲んだりとしつつ、他のお客さんたちともワイワイと楽しく話をしているうちに、しっぽりと秋の夜は更けていく。

風に当たろうと、ドアを開けると目の前に、まんまるのお月さんが。
お月さんも、秋色音色に誘われて、覗いていたのね。

さて、そろそろお開きにと、帰り支度をしていたら、「酒道部」なる男性三人が乱入(?)。
どうやらここを根城に、酒を愛するモノたちが、時々集まっているらしい。
店主の村井さんは、酒道部の事務局長もなさっているとか。
私もキライじゃないから、イイネーとメンバーの方から名刺を頂いたりして。

うーん、吉田類の「酒場放浪記」みたいなモノをやったら楽しそうだな、なんて思う。
あっ、でも私なら「本読み放浪記」かな?!

最後に、この日私が買った本。
・「三びきのやぎのがらがらどん」(北欧民話)
・「すぐそこの遠い場所」(クラフト・エヴィング商會)


by まっすー(masuzaki)
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2011年08月25日

一箱古本市、今年もやります!

 

おきらくです。

 

 

秋に予定している一箱古本市の会場が決定しました。

今年は、船橋市の本町通りで毎年春と秋に開催されているイベントの

「きらきら夢ひろば」、通称「きらゆめ」の会場に参加させていただくことに

なりました!

 

開催日は10月29日(土)です。詳細は順次ホームページにアップしますので、

ぜひチェックしてみてくださいね。

お客さまとしてのご来場はもちろん、店主さんも大募集します!皆さまのご応募を

お待ちしております!

 

 

…「きらゆめ」といえば、昨年の秋にちょっと覗かせていただいたのですが、

本町通りのあちこちにさまざまな団体がお店を出したりゲームやワークショップを

したりと、とてもバラエティがあって、出店する側もお客さまも思い思いに楽しんでいた

様子を思い出します。

なかでも古い商家の軒先を借りてジャズの演奏をしていたグループが印象的でした。

 

そんな、子どもさんから大人の方まで楽しめる秋の「きらゆめ」で、点々と散らばる

各出店をつなぐ線というか、ビーズや宝石をつなぐ糸のように一箱古本市を

できたら…とそのとき想像したものですが、まさか本当に「きらゆめ」に参加する

ことになろうとは(笑)

今から秋が待ち遠しいです!

 

 

 

 

 

 

 

 
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2011年07月14日

本屋のちょっと涼しくなる(?)話

 

梅雨明けしてから暑い日が続いています。

本屋の店頭に「ひんやりジェル」や「ミニ扇風機」が並び、

暑さのあまり自分が何屋だったか忘れてしまいそうになっている

今日この頃のおきらくです。

 

 

先日、私が勤めている店(本屋です!)に、

出版社の方と著者の方がいらっしゃいました。

お話ししてみると、その作家さんはなんと近所にお住まいで、

私の店もよく利用されているとのこと。

…しまった!その方の最新刊、確か切らしてたよなぁ。

追加注文してたっけ?してなかった気が。しかも既刊もほとんど

置いてなかったはず。うーん、マズい。

せっかくあいさつに来てくださったのに、新刊置いてないのはマズすぎる。

しかも、よりによって地元の本屋で。

ニコニコされてるけど、内心がっかりされてるだろうなぁ…

 

首筋から背中にかけて、冷たい汗が噴き出してきます。

 

夕方の繁忙時でアポなしの訪問だったこともあり、少し話したあと

POPや販促物を置いてお二人は帰られました。

突然の著者来店、しかも作品を揃えていなかったことにパニクった私は、

帰り際にあわててお二人に名刺を渡したのですが…

よくよく考えてみたら、作家さんは確かに初対面だったのですが、

出版社の方には以前お会いしたことがある気が。

 

しまった。またやっちゃったよ。

知ってる人に名刺渡してあいさつしちゃった。

…あああぁぁ恥ずかしい!

 

Sさんすみませんでした!作家さんも、作品置いてなくてごめんなさい。

なんとかいい場所にスペース作って新刊並べます。

いや、新刊だけと言わず、既刊も揃えてコーナー作ります。

だから次に来られた時には、また笑ってお話ししましょう。

 

 

…「冷や汗をかいて涼しくなった」話を書いているつもりが、、

書いているうちに恥ずかしさのあまり顔から火が出そうで、

暑いのか涼しいのかわからない話になってしまいました。

うーん、しまらんなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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2011年05月28日

雨男・雨女・雨スーツ

 

5月も終わりに近づき、関東も梅雨入りしました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。職場の朝礼で、「朝晩涼しい日もあるので体調管理をしっかりと…」などと話しておいて、自分が真っ先に風邪をひいてしまった、ぜんぜんしっかりしていないおきらくです。

 

 

23日に本toちばの打ち合わせを行ない、公式新聞「ちばぼんど」の制作、一箱古本市、その他の企画について話を進めました。ながらくご無沙汰しています「ちばぼんど」ですが、夏に配布する予定で、内容を具体的に固めました。スケジュールが少し…いや、かなりタイトですが、動き始めたからには完成目指して突っ走るのみ!乞うご期待です。

 

さて、前回に引き続き、今回の打ち合わせも雨でした。実はメンバーの中に自他共に認める雨男・雨女がいまして、われわれスタッフの間では、「打ち合わせやイベントの時に二人のうちどちらかが参加すると必ず雨が降る」というのが定説になっているのです。

…そういえば、前回はYさんが不在でタイクツ氏は出席、今回はYさんが出てタイクツ氏が欠席していました。う〜ん、定説のとおりだ(笑)。

では、二人が揃うとどうなるでしょう?雨を呼ぶパワーが倍になって大雨になるかと思いきや、なんと好天に恵まれるのです。昨年夏の一箱古本市@津田沼ワイがや通りがまさにそうでした。仲間内では、マイナスかけるマイナスでプラスになったのでは?とささやかれています。

 

かく言う私おきらくは、雨男でも晴れ男でもありませんが、「雨スーツ」なるものを持っています。二・三年前に量販店で買った、なんてことはない既製品の安いスーツなのですが…これを着るとかなりの高確率で雨、それも土砂降りになるのです。

私は普段私服で通勤していて、たまに本社で会議や研修があるとスーツを着ていきます。3着ぐらいを順繰りに着るので、そのスーツを着るのは年に数回なのですが…きまって大雨に見舞われます。ひどかったのは一昨年でした。ある時は、会議の後に地元で集まりがあり、私だけ遅れて参加したところ、駅から会場の居酒屋までのほんの数十メートルで夕立に遭い、ずぶ濡れで飛び込んで「あれ?雨降ってるの?」と皆に不思議そうな顔をされました。また別の時はいわゆる「ゲリラ豪雨」になり、職場から「浸水しそうです!」とSOSの電話があってあわてて駆けつける、なんてこともありました。それ以外の時も、そのスーツの時はたいてい傘を持って出ていた印象があります。

夕立ぐらいならかわいいものですが、水害はシャレになりません。「このスーツはもう着ちゃダメ!」と家内から厳しく言い渡されていることもあり、あの夏以来、雨スーツは封印しています。着やすくて気に入ってたんだけどなぁ…

 

 

 

 

 

 

 
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2011年05月11日

打ち合わせをしました

すっかりご無沙汰してます、おきらくです。
 
 
 
10日夜、スタッフが集まり定例の打ち合わせをしました。
 
 
前回に引き続き、「秋のイベントに向けての準備」「本toちばとして

 
どんな震災被災地支援ができるか」等々について話し合いましたが、
 
今回はアルコール抜き(!)だったこともあり、より具体的な話をしました。
 
夏から秋にかけて、どんなことをするか、どんな準備が必要かなど、

 
少し見え始めてきた感じかな?
 
 
 
このところ集まりに参加できていなかった私ですが、新年度もスタートしましたし、
 
皆様に活動を報告できるよう頑張ろうと思いますm(_ _;)m

 
 
 
 
 

 
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2011年04月25日

2011年度スタート

Image244.jpg4月23日夜、「本toちば」2011年度、最初の打ち合わせをしました。
場所はおなじみの京成津田沼LongHornさん。
震災後、初めての顔合わせなので、とりあえずメンバーの近況報告から始まり、これからの「本toちば」の活動について話し合いました。
メンバーそれぞれ震災の影響があり、その後始末に追われていましたが、ようやく「本toちば」として震災被災者の方々のためにできるこはないか、という話しになりました。
とは言ってもそれぞれ本業をかかえるメンバー、フットワーク良くは動けないので長い目で見た活動を、という意見でまとまりました。
その他、秋の一箱古本市やその他イベントについての話しから、最近読んだ本や、なぜ人はわざわざ怖い本を読むのか、など話題は際限なく広がり、終電時間に合わせてお開きとなりました。
イベントが無いと更新が無くなりがちな本toちばブログですが、今年度はもっとまめにメンバーの声をお届けしたいと思います。
どうぞよろしく〜o(^-^)o
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2010年11月13日

いよいよ明日!

おきらくです。


千葉県初?の一箱古本市、いよいよ明日開催です!

皆さま、明日はぜひお誘いあわせのうえ京成津田沼・ワイがや通りへお越しください。
ひやかしも大歓迎です!
一人でも多くのお客さまにおいでいただき、本との出会いを楽しんでいただけたら、と願っています。


ご応募いただいた店主の皆さま、準備のほどはいかがでしょうか?
明日はお客さまと同じぐらい(いや、もっと?)楽しんでしまいましょう!


スタッフとして参加される皆さん、いよいよですね。
この小さな一つの種子がいつか大輪の花となるように、はりきっていきましょう!


では皆々さま、明日、ワイがや通りでお会いしましょう。
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2010年11月11日

一箱古本市の旗

Image1901.jpgNiccoです。

いよいよ14日の一箱古本市が迫ってきました〜!

本toちばスタッフみんなで古布を持ち寄って♪

14日にはこの旗の下でたくさんの笑顔に出会えることを期待して…(^O^)/

(製作中の旗の下で、子どもたちは一足お先に笑顔でした)
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2010年10月24日

京成津田沼駅前でチラシ配り

10月17日日曜日、「本toちば」のメンバーは、11月の古本市が大盛況となるように、まずは会場近くの京成津田沼駅前でチラシを配りました。
「ワイがやで古本市をやりま〜す。」と言いながらチラシを差し出すと、Niccoさん作「マメボン」の可愛らしさの効果もあってほとんどの方が手にとっていただきました。
11月14日ですよ〜。みんな来て下さいね〜!
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posted by 本toちば at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記